親子で行くラジオデパート — PCN秋葉原とはじめての電子工作
「子どもがプログラミングに興味を持ち始めた」「工作好きの子に、次のステップを見せてあげたい」。そんな親子にとって、東京ラジオデパートは絶好の社会科見学スポットです。おすすめの回り方を紹介します。
まずは1F・PCN秋葉原へ
最初の目的地は1FのPCN秋葉原。子ども向けプログラミング教育で知られるPCN(プログラミング クラブ ネットワーク)の拠点で、マイコン教材や工作キットが揃います。
こどもパソコン「IchigoJam」に代表される教材は、電源を入れたらすぐBASICが動くというシンプルさが持ち味。ゲームを作る、LEDを光らせる、センサーで反応させる——「自分の書いた命令で物が動く」体験は、何歳で味わっても衝撃です。
キット選びに迷ったら、店頭で「はじめてなのですが」と相談を。年齢や興味に合わせた入り口を提案してもらえます。
「部品を1個買う」体験をさせてあげる
ラジオデパートの伝統は、部品を1個から買えることです。これは子どもにとって最高の体験になります。
おすすめは「光りもの」。1Fのサンライズやパーツランドで、好きな色のLEDを数個と、抵抗、ボタン電池。数百円で「自分で選んだ部品で光らせる」工作が成立します。
- LEDには足の長い方(+)と短い方(−)がある
- 電流を絞るために抵抗を入れる
- ブレッドボードがあれば、はんだ付けなしで組める
——こうした基本を、現物を選びながら学べるのが店頭の良さです。カラーコードの読み方を親子で覚えるのも楽しい時間です。
館内には「驚き」も用意されている
2Fの明和電機は、ナンセンスマシーンで世界的に知られるアートユニットの店舗。「ものづくりって、こんなに自由でいいんだ」というメッセージを、店そのものが体現しています。楽器玩具オタマトーンは、お土産の定番です。
同じ2FのPEPAPONはダンボール製品とガチャの店。工作素材としてのダンボールの可能性と、回して楽しいガチャ。子どもの息抜きポイントとしても優秀です。
余裕があればB1Fのジャンク街ものぞいてみてください。「壊れたものにも価値がある」という考え方は、それ自体が学びです。
親向けの実務メモ
- 所要時間はひと回り30〜60分。子どもの集中力に合わせて短めに設計を
- 通路は広くありません。混雑時は手をつないで
- 買った部品の工作は、家に帰ってから落ち着いて。はんだ付けは必ず大人と一緒に
- 次のステップは、はんだ付け入門やLED工作の基礎の記事もどうぞ
1950年から、この館は「作る人」を育ててきました。その入り口に、親子で立ってみませんか。オンラインのラジデパでも教材や部品と出会えます。
